新コンピュータシステムの開発遅延について（お詫び）
新コンピュータシステムの開発遅延について（お詫び）
会員各位
都道府県作業療法士会各位
本会は2016年度に新コンピュータシステムの開発プロジェクトを立ち上げました。2017年度に1次・1.5次のシステム（会員ポータルサイト、Web版新入会システム、施設養成校システムおよび会員所属施設名簿等）を導入・公開しましたが、続く2次システムの開発に大変に難渋しています。この2次開発は、会員管理システム、生涯教育システム等を含む、協会組織とその中心的な事業活動を支える根幹のシステムを対象とし、それらの刷新・統合・再構築を図るものですが、本会にとっても開発業者にとっても予想をはるかに上回る大規模な作業となっています。そのため、当初2019年4月に予定していた公開を一旦延期し、業者を変更したうえで改めて2020年4月からの稼働を期して鋭意取り組んできましたが、それでも今春、きわめて不完全な形でしか公開することができませんでした。
当該システムは、会員の皆様が直接アクセスする「会員ポータルサイト」と、事務局が操作を行う「事務局サイト」に大きく分かれますので、まずは会員ポータルサイトの開発・公開を優先的に進めてきました。その会員ポータルサイト側でも、会員管理系のシステムは、多くの不具合を抱えながらも何とか公開に踏み切ることができましたが、生涯教育系のシステムは「手帳移行」の機能を実装できたくらいで、「研修申込」や「受講履歴の反映」などの機能が未完成のままに留まっています。
会員の皆様、都道府県作業療法士会の皆様には、大変なご迷惑とご不便をおかけしておりますことに衷心よりお詫びを申し上げます。
未完成の生涯教育系のシステムにつきましては、プロジェクトを再度仕切り直し、今年度末（2021年3月）の公開を目指して慎重且つ計画的に開発を進めていくとともに、公開までの期間については暫定的な対応の仕組みを構築します。研修の申込から受講決定、受講修了後の手続き、会員ポータルサイトへの受講履歴の反映について対応していく予定です。
会員の皆様、都道府県作業療法士会の皆様の利便性の向上を最優先に考え、一日も早い完成を目指して今後も尽力してまいりますので、何卒ご理解とご協力をいただければ幸いです。
2020年11月
一般社団法人 日本作業療法士協会
会 長 中 村 春 基