一般社団法人 日本作業療法士協会 作業療法の定義
作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す。
(註釈)
・作業療法は「人は作業を通して健康や幸福になる」という基本理念と学術的根拠に基づいて行われる。
・作業療法の対象となる人々とは、身体、精神、発達、高齢期の障害や、環境への不適応により、日々の作業に困難が生じている、またはそれが予測される人や集団を指す。
・作業には、日常生活活動、家事、仕事、趣味、遊び、対人交流、休養など、人が営む生活行為と、それを行うのに必要な心身の活動が含まれる。
・作業には、人々ができるようになりたいこと、できる必要があること、できることが期待されていることなど、個別的な目的や価値が含まれる。
・作業に焦点を当てた実践には、心身機能の回復、維持、あるいは低下を予防する手段としての作業の利用と、その作業自体を練習し、できるようにしていくという目的としての作業の利用、およびこれらを達成するための環境への働きかけが含まれる。
学術研究における行動規範(倫理綱領・作業療法士の職業倫理指針・研究に関する倫理指針・研究活動上の行動規範)
日本作業療法士協会は定款に定めた目的(第3条)の下、本会の「倫理綱領」、「作業療法士の職業倫理指針」、「一般社団法人日本作業療法士協会が行う研究に関する倫理指針」とともに「研究活動上の行動規範」を定めています。本会の会員及び職員はこの行動規範に則って研究の実践に努めなければなりません。
■倫理綱領
■作業療法士の職業倫理指針
■一般社団法人日本作業療法士協会が行う研究に関する倫理指針
■研究活動上の行動規範
・研究費等の不正使用防止対策にかかるページはこちら
・研究倫理教育の受講のお願い
組織的学術研究体制の整備に関する事業 (2023.01.17更新)
<身体障害領域>
作業療法の効果を検証するための患者レジストリ構築に関する研究
<精神障害領域>
統合失調症に対する個別作業療法に関する研究
<発達障害領域>
特別支援教育における作業療法の効果に関する研究
<老年分野>
認知症初期段階における「 大切にしている作業の継続 」 に関する縦断調査
・研究へのご協力のお願い(依頼)
・Q&A
事例報告登録制度
- 2025年04月より、新しい「MTDLP研修制度」がスタートします。
課題研究助成制度
課題研究助成制度
作業療法ガイドライン
作業療法ガイドライン(2024年度版)
LGBTQ+ガイドライン
LGBT+グッドプラクティスガイドライン 日本の作業療法士のための翻訳改訂版
疾患別ガイドライン
- 作業療法ガイドライン-自閉スペクトラム症 第1版
- 作業療法ガイドライン-発達性協調運動症 第1版
- 作業療法ガイドライン-注意欠如・多動症 第1版
- 作業療法ガイドライン-パーキンソン病 第1版
- 作業療法ガイドライン-脳卒中 第1版
- 作業療法ガイドライン-認知症 第1版
- 作業療法ガイドライン-脳性麻痺 第1版
作業療法マニュアルシリーズ
・作業療法マニュアル
研究倫理審査会について
人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針・ガイダンスの改定(令和4年6月6日)を受け、
今後OT協会会員の学術活動を支援する一貫として、研究倫理審査員会を設置されていない施設に勤務する
作業療法士や他職種等から研究倫理審査の申請を受けられるよう体制の整備をいたしました。
申請にあたっては、下記倫理指針等を熟読いただき、
研究者は研究倫理に関するe-ラーニング(日本学術振興会等が主催するもの)の受講を済ませたうえ(必須)で、
申請をお願いいたします。
人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針(本文) 令和3年3月23日(令和5年3月27日一部改正)はこちら
人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針 ガイダンス 令和3年4月16日(令和5年4月17日一部改正)はこちら
「人を対象とする生命科学・医学研究に関する倫理指針」説明資料(令和5年4月17日)はこちら
新旧対照表はこちら
■お問い合わせ・書類送付先
日本作業療法士協会 研究倫理審査会 rec-jaot☆jaot.or.jp (左記の「☆」を「@」に置き換えてください)