学術・研究

課題研究助成制度

一般社団法人日本作業療法士協会
2025年度 課題研究助成制度 募集要項

【重要】ご連絡事項 
今年度から募集要項の内容が一部変更となっています.主な変更内容は,①応募条件に関して,学会発表経験を除いた点,②助成種別(指定課題・自由課題)を無くした点,③研究成果の学術論文投稿を必須,とした点です.十分内容をご確認の上,申請をお願い致します.
・本制度の応募には,研究倫理教育研修「例:日本学術振興会 研究倫理eラーニングコース等」の受講(研究責任者・実施者だけではなく,共同研究者も含む)の修了が必要です.募集期間に間に合うようにご受講をお願いいたします.研究倫理教育研修の受講に関する詳細は,協会ホームページに掲載されている「研究倫理教育受講のお願い」をご確認ください.

1.研究助成内容
 本制度は,作業療法の発展に資する研究を募集致します.特に,今後の制度改定に向けた作業療法のエビデンス構築や独創的・先駆的・萌芽的研究,社会的な意義や貢献度の高い調査・研究を歓迎します.研究実績の少ない若手の方も積極的にご応募ください.

2.応募の条件
 ・研究責任者は,日本作業療法士協会正会員歴が3年以上ある者とします.
 ・応募には,研究倫理教育研修「例:日本学術振興会 研究倫理eラーニングコース等」の受講修了(研究責任者・実施者だけではなく,共同研究者も含む)が必要です.詳細は,協会ホームページ「研究倫理教育の受講のお願い」をご確認ください.

3.助成期間および助成金
 ・助成期間は,原則として,助成年度の4月1日から翌年1月31日までです.
 ・助成金は,1件の上限50万円です.なお,審査の結果によっては,申請額の満額支給とは限りませんので,あらかじめご了承ください.

4.助成件数
 原則として,3件以内

5.募集期間
 2024年9月30日(月)〜11月8日(金)(当日消印有効)

6.審査過程
 ・書類審査にて助成課題の候補者を選定します(2024年12月末まで).
 ・審査基準は「課題研究助成制度 書類作成の手引き(第2.0版)」を参照してください.
 ・審査会が課題を審査・推薦し,会長もしくは学術担当副会長の承認の下,理事会に報告されます(2025年2月理事会).
 ・採択後,提出いただきました研究計画書などの修正をお願いする場合がございますので,あらかじめご了承ください.
 ・採否の内定通知は,候補者選定後に行いますが,最終的な結果通知は理事会への報告後となります.

7.応募方法
 応募者は下記1)~4)の応募書類を下記より入手し,必要事項を記入して応募してください.また,下記5)の修了証明も同封し,募集期間中に協会事務局まで簡易書留にて郵送してください.また同時に,応募書類のファイルを下記アドレスに送信してください. なお,応募にあたっては,「課題研究助成制度 書類作成の手引き(第2.0版)」もご参照ください.

【応募書類】
 1)2025年度日本作業療法士協会課題研究助成計画書(様式1)
  研究課題名,研究期間,研究組織,研究費申請額,研究目的,研究方法について別紙「課題研究計画作成上の留意事項」および「課題研究助成の対象科目と会計処理」に基づき記入してください. 

 2)倫理審査申請書
  研究に関わる倫理的配慮とその方法について「倫理審査申請書作成上の留意事項」に基づき記入してください.

 3)同意書・同意説明文書
  研究に参加する対象者または代諾者より同意を得る必要がある場合は,資料を参考に同意書と同意説明文書を作成し,倫理審査申請書に添付してください.

 4) 論文投稿に関する誓約書
  必要事項をご記入ください.

 5) 研究倫理教育に関する修了証明(研究責任者・実施者だけではなく,共同研究者も含む)
  日本学術振興会 研究倫理eラーニングコース等の受講履歴証明または,修了証のコピーを申請書類として提出してください.

 ※ 研究実施承認書
  研究助成が決定された後に,研究責任者(または研究実施者,共同研究者)は,対象施設(機関)より臨床研究を実施する許可を得て「研究実施承認書」を提出してください.なお,施設の実施する倫理審査会の承認を受ける場合は,判定結果(コピー)を提出してください(この場合「研究実施承認書」の提出は必要ありません).
  委託契約書を交わして多施設共同研究を実施する場合は,委託契約書を研究実施承認書に代えることができます.なお,委託契約書および業務委託仕様書は研究責任者が作成してください(サンプルを参考にしてください 委託契約書サンプル  業務委託仕様書サンプル).

8.成果報告と公表
 ① 課題研究成果報告書(様式2;研究の目的,方法,結果・成果の概要を記してください.研究終了の年度末までに提出してください)
 ② 研究費会計報告書(様式3;実際の支出額を報告し,領収証等を添付してください.研究終了年度の2月末までに提出してください)
 課題研究成果報告書は,協会ホームページ,機関誌他で公表されます.

本制度による研究の成果は,学術論文として公表してください.投稿先は,学術誌『作業療法』か『Asian Journal of Occupational Therapy』を推奨しますが,ISBN/ISSNに登録された作業療法に関する学会・学術団体(都道府県作業療法士会など)が発行する学術誌への投稿も可とします.ただし,学術誌『作業療法』と『Asian Journal of Occupational Therapy』以外への学術誌の投稿にあたっては,その理由を投稿前に日本作業療法士協会事務局「課題研究助成制度」係へ必ず連絡をください.また,論文は原則として,助成終了後1年以内に投稿に至るようにお願いします.学術論文として投稿ができない場合には,助成金を返金いただく場合もございます.なお,本制度申請の際に,学術論文への投稿に関する誓約書を提出いただきます.
学術論文への投稿にあたって,日本作業療法士協会事務局「課題研究助成制度」係(アドレス:kadaikenkyu@jaot.or.jp)に通知するとともに,論文中に必ず日本作業療法士協会の課題研究助成による研究である旨を明記ください.

9.留意事項
 ・研究責任者としての申請は,一人一件のみとさせていただきます.
 ・科学研究費など,他の研究助成を受けている場合には,その旨を明確に記載し,本制度の申請内容との相違を記してください.採択後であっても,他の研究助成を受けていることが未申告であったことが判明した場合には,採択を取り消し,助成金を返金いただく場合もございます.

10.著作権とデータの二次的使用
 課題研究成果報告書・掲載論文等の著作権(著作人格権,著作財産権)は報告者(著者)に帰属します.報告者は,一般社団法人日本作業療法士協会に,協会が公益事業に役立てるために行うデータの二次的使用と,成果報告書・掲載論文の転載許諾の権利を譲渡するものとします.

11.書類送付先
 〒111-0042 東京都台東区寿1-5-9 盛光伸光ビル7階
 一般社団法人日本作業療法士協会事務局「課題研究助成制度」係
 TEL:03-5826-7871 FAX:03-5826-7872
 ファイル送付先アドレス:kadaikenkyu@jaot.or.jp

 


 ☆ 課題研究助成制度 書類作成の手引き(第2.0版)