機関誌『日本作業療法士協会誌』

開会式

 北海道副知事、札幌市長、公益社団法人日本リハビリテーション医学会、公益社団法人日本理学療法士協会、一般社団法人日本言語聴覚士協会、一般社団法人日本リハビリテーション病院・施設協会の皆様にご参列いただきました。北海道医療大学YOSAKOIソーラン祭り部の力強い演舞によって、学会が開幕しました。

基調講演Ⅰ 山崎 亮氏
 “コミュニティデザイン:人と人がつながる仕組みをつくる”

  山崎氏はコミュニティデザインの第一人者であり、人と人をつなぐことを通して地域づくりの支援をされています。実例に基づいたお話をうかがい、支援のあり方次第でこんなにも住民、支援者、関係する人々がワクワクする取り組みができるのかと衝撃を受けました。取り組みを通して一貫していることは、「その地域にあるものを使う」という考え方です。作業療法士がその人に合わせた支援をするように、コミュニティデザインにおいては、地域にあるものをその地域の構造に合わせて利用することが重要とのことでした。私は普段、高齢者の介護予防や地域づくりに携わっているため、このコミュニティデザインの視点を今後の取り組みに活かしていきたいです。

(北里大学・前場洋佑氏)

シンポジウム1
 “互いに支えあう地域づくり:作業療法の視点から”

 シンポジウムⅠでは、日本、オーストラリア、バングラデシュから、介護予防、高齢者支援、脳性麻痺児の母親の就労支援に関する報告が行われました。国際シンポジウムの座長を務めるにあたり緊張しましたが、共同座長と協力し、スムーズな進行ができました。このシンポジウムを通じて、国外の作業療法を学ぶとともに、日本の作業療法を世界に発信する貴重な機会となりました。地域づくりにおける作業療法の視点を深められたと感じています。

(聖隷クリストファー大学・鈴木達也氏)

一般ポスター発表(Day1 ~ 3)

 国際学会ということで緊張していましたが、自身の研究に対してさまざまな国の方とディスカッションを行うことができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。また、ポスター会場では、各国の研究や臨床での取り組みが報告されており、発表を見聞きすることで作業療法士としての視野が大きく広がったと感じています。初めての国際学会は今後につながるとても充実した時間だったと思います。

(山王病院・大渕詩歩氏)

Welcome Party

 札幌国際情報高校吹奏楽部(SIT Band)の先導で参加者が入場し、フリードリンクとインスタライブで盛り上がりました! 古き友人との再会に感動し、新たな出会いに興奮した2時間でした。

注)6日の受付やクローク、お弁当配布ではたいへん混雑しました。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。会期を通して、整列のご協力、ありがとうございました。