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誰もが主役 多様な協会へ

誰もが主役

日本作業療法士協会にとっての会員は「誰もが主役」です。
誰もが安心して作業療法士として働き、学び、成長し続けられるために、
協会は多様な意見を反映するための多様な組織作りを目指します。
あなたの大切な言葉や行動が未来の私たちを後押ししてくれます。
そして あなたの日々の経験こそが 協会活動には必要です。
ぜひ一緒に、作業療法士の未来を創っていきませんか?

クオータ制の導入

クオータ制(quota system)とは、人種や性別、宗教などを基準に、一定の比率*で人数を割り当てる制度のことを指し、多様な会員構成を反映した組織づくりを可能にします。クオータ制としては,性別、世代、領域など様々な属性に着目した導入が考えられます。
  日本作業療法士協会でも、多様な意見を反映するための多様な役員組織を作ろうとしています。そこで次期役員選挙では その第一歩として性別(ジェンダー)に着目した候補者クオータ制を導入することになりました。これは、役員選挙の候補者のうち、女性および男性の候補者がそれぞれ最多の定数の3割以上(理事ならば24名中8名以上、監事ならば3名中1名以上)いることが必須となる、という制度です。

*意思決定の場において少数派が無視できない影 響を及ぼすようになる分岐点を「クリティカル・マス」といい、世界的に見て30%がその基準的な数値であるとされています。つまり、特定の属性が30%以上を占めることが多様性に配慮した組織として必要な条件となるのです。

本会における導入の決定
役員選挙におけるクオータ制導入承認の件(2024年度定時社員総会 第3号議案)
はじまります 役員選挙の候補者クオータ制(日本作業療法士協会誌147:17,2024(6))
役員選挙における新しい候補者クオータ制度
チラシ「はじまります クオータ制」
2025年度役員選挙スケジュール(抜粋)

参考資料
政治分野における女性の参画拡大に向けて(男女共同参画会議・他,2011年12月)
諸外国における政治分野の男女共同参画のための取組(内閣府男女共同参画局,2020年3月)
特集「諸外国の経済分野における女性比率向上に係るクオータ制等の制度・施策等に関する調査」(月間総合情報誌「共同参画」2022年6月号)

誰もが主役 多様な協会へ

連載「誰もが主役 多様な協会へ」
第1回:日本作業療法士協会が目指すロードマップとクオータ制の紹介(日本作業療法士協会誌147:14-16,2024(6))
第2回:竹中佐江子理事へのインタビュー(日本作業療法士協会誌149:16-19,2024(8))
第3回:池田勝彦理事へのインタビュー(日本作業療法士協会誌151:24-27,2024(10))

誰もが主役・かがやきプロジェクト
「あらゆる会員のかがやく未来を拡げる」一問一答5つのメッセージ(日本作業療法士協会誌149:2-5,2024(8))

LGBT+ガイドライン
○『LGBT+グッドプラクティスガイドライン 日本の作業療法士のための翻訳改訂版』(日本語翻訳改訂版,2024)
〇『LGBT+ Awareness and Good Practice Guidelines for Occupational Therapists』(AOTI,2019)

女性会員の参画促進に向けての本会の取り組み
窓「女性会員のためのページ」№1-48(日本作業療法士協会誌1(2012年4月)~54(2016年9月))
〇女性会員の協会活動参画促進に関する都道府県士会アンケート結果報告(日本作業療法士協会誌39:17-27,2015(6))
女性会員の協会活動参画を促進するための提案(2015年10月4日)
女性会員の協会活動への参画を促進するために(日本作業療法士協会誌47:33-37,2016(2))
第50回日本作業療法学会(札幌)協会企画シンポジウム「女性会員の協会活動参画の促進」(2016年9月10日)
特集:女性会員の協会活動参画促進に向けて(日本作業療法士協会誌63:24-37,2017(6))
「会員のワークライフバランスと学術研鑽やキャリア形成、協会・士会活動参画に関する現況調査」結果概要報告(日本作業療法士協会誌123:4-7,2022(6))
女性会員の協会活動参画を促進するための提案(2022年12月理事会資料)