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当事者とともに取り組むくらしの道具づくり
林園子さん(ファブラボ品川) 3Dプリンタなどの浸透により、「モノづくり」の高度な技術を誰でも手軽に利用できる環境が整い始めている。こうした環境を活用し、障害当事者や支援者が、自らくらしの道具を作り出すことを支援している作業療法士がいる。
「さかだん」での暮らしを、もっと便利に、快適に
国際医療福祉大学・北島栄二さん 「坂の多い町」長崎。高度経済成長時代にできあがった長崎ならではの風景に、今急速に高齢化の波が押し寄せている。「坂や階段のある暮らし」を守り、少しでも快適に過ごしてもらうために、作業療法士の視点が活きる。
座ることを見直せば、生活はもっと快適になる
「椅子で人生が変わる」と言ったら、大げさだろうか。でも、椅子を変えただけで、体の緊張がとれ、不随意運動(自分の意志とは関係なくあらわれる運動のこと)がおさえられた人や、表情が豊かになって、言葉が増えた人、寝たきりだったのに、歩行訓練ができるまでに回復した人もいる。座るだけで体を整え、自然と元気になっていくという「魔法の椅子」を生み出す技術とは?
福祉用具が、子どもの「育ち」を支援する
「福祉用具」と聞くと、高齢者、あるいは成人の障害者向けに作られるものをイメージする人が多いのではないだろうか。しかし、障害のある子どもたちにとっても、福祉用具は同じように、あるいはそれ以上に重要だという。今回は、福祉用具を活用して子どもの発達を支援する作業療法士の姿を追った。
筋電義手が、「人生の可能性」を広げる
四肢が欠損している人たちの暮らしを支援するツールとして、いわゆる「義手・義足」がある。「筋電電動義手(筋電義手)」とは聞き慣れない言葉だが、「義手・義足」の一種で、細かい動きができ、使用する人の意志を反映させやすいと、注目を集めている。この「筋電義手」に15年近く関わっている作業療法士がいると聞いて、兵庫県・神戸市西区を訪ねた。
ICTが、重度身体障害者の世界を広げる
身を横たえた女性。その眼は、机の上に置かれたパーソナルコンピュータ(PC)の画面を見つめている。かすかに、左手の親指だけを動かしている。「カチッ、カチッ」と、小さな音が時々聞こえてくる。「こんにちは」。PCの画面をのぞくと、あっという間に文章ができあがっていた。
ベッドの上で過ごす時間をもっと快適に。OT流ベッド活用法
国際医療福祉大学小田原保健医療学部作業療法学科准教授の窪田聡さんがベッドの研究をはじめたのは、12年前のこと。大学院で「福祉援助工学」を学んでいる時のことでした。
「お箸でラーメンが食べたい」をかなえたい
佐久間桃子さん(24歳)は、高校2年生(16歳)の夏休みに入ってすぐ、トランポリン部の活動中に着地に失敗、頭からトランポリンの縁に落下して頸髄を損傷してしまいました。救命救急センターに運ばれ、一時は自発呼吸もできなかった状態から、自立生活に向けたリハビリテーションを始めました。
高次脳機能障害とIT機器のカンケイとは?
誰もが便利に使いこなしているスマホやパソコンなどのIT機器。障害があってもIT機器を使いこなしたい。そんなニーズに応える研究をしている作業療法士がいました。さて、高次脳機能障害のある人にとって使いやすいIT機器とは?