学校に作業療法士さんがきたけど、なにをしているの?
お話を聞いた人 リニエプラッツ阿波座 作業療法士 丸山 梨恵
この間、作業療法士さんがぼくの友だちの学校に来たんだって。授業や休憩時間の様子を見てたっていってたけど何をしてたのかなぁ?
保育所や幼稚園、認定こども園、学校での生活で、困っていることを一緒に考えて解決するために、訪問しているんだよ。市町村独自の専門職が園や学校を順番に回っていく「巡回相談制度」や、児童福祉法にある「保育所等訪問支援」などに基づいて訪問しているんだよ。
へー!そうなんだ。だから授業や休憩時間の様子を見てたんだね。
具体的にどんなことをしているの?
例えば、お友だちが座っている姿勢が原因で上手に字が書けない場合は、姿勢よく座れるように机・いすの高さを調整したりするんだよ。
他には、教科書の文字を読み飛ばしてしまったり、文字を正しく捉えにくいお友だちには、キャッチボールなどの遊びを通して目の動かし方を練習したり、読み飛ばしをしないように定規をあてて文字を読む工夫をするなどの提案をしているよ。
へぇ~。ただ、字を書く練習や本を読む練習だけじゃなくて、からだや感覚の状態に合わせたサポートを提案してくれるんだね。
そうね。こうしたサポートを先生と一緒に相談して考えているんだよ。学校の先生がたくさんの生徒に授業しながら、困っているお友だちにサポートできる方法を一緒に考えるんだよ。お友だちにとっても、先生にとっても無理がなくて、できた!って思える方法をね。
よくわかったよ。ぼくも、困っているお友だちがいたら、どんなことができるか考えてみるね。
みんなもぎもんに思ったことがあったら、教えてね。
僕が代わって作業療法士さんに質問するよ。