作業療法士はどんなところで働いているの?
友だちが「作業療法士になっても、もうたくさん作業療法士さんはいるから、お仕事するところがないんじゃない?」っていうんだ。学校を卒業した後にお仕事がないってことはあるの?
そんなことはないよ。作業療法士って、いろんな場所でお仕事をしているんだ。
病院が一番イメージしやすいかなと思うけど、病院以外にもお年寄りや、子どものいる施設で働いていることもあるよ。ほかにも、病気やけがなどで働くことが難しくなってしまった人がまた働けるように支援する施設や、学校、会社、刑務所などで働いている作業療法士もいるんだ。
からだやこころに障害がある人だけを支援するんじゃなくて、お年寄りが集まれる機会を作って住んでいるところで元気になるようにしたり、会社で仕事をする人が元気で働き続けられるようにしたり、サポートすることもあるよ。
いろいろやっているんだね。でもそこで働いている人がいっぱいいたら、あたらしく作業療法士になった人はなかなかお仕事が見つからないのかな?
今、作業療法士は全国に11万人くらいいるんだけど(2023年8月1日現在)、どこも「作業療法士が足りないよ~」って言っているんだ。
そうなんだよ。これまでの作業療法士が活やくしてきたおかげで、作業療法士がいるといいなと思ってもらえて、もっと作業療法士にいてほしいって思ってくれている人が増えているんだ。
そうなんだね。それなら学校を卒業した後もいろんな場所で働けるね!
あと、作業療法士は、ロボットが活やくする未来になってもコンピュータやロボットに変わることができない仕事のランキングの第6位に選ばれたんだ。 (出典:THE FUTURE OF EMPLOYMENT: HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBS TO COMPUTERISATION?:Carl Benedikt Frey†and Michael A.Osborne,2013)
コンピュータやロボットにはできない、かけがえのないお仕事なんだね。
みんなもぎもんに思ったことがあったら、教えてね。 僕が代わって作業療法士さんに質問するよ。