資料室

作業療法啓発ポスター

  当協会では、毎年、作業療法啓発ポスターを制作し、都道府県作業療法士会を通して全国に配布をしております。皆様の中には病院等でご覧になった方もいらっしゃると思います。

 作業療法士の活動は多岐にわたり、作業療法を説明しようとすると、一般の方にはわかりにくいかもしれませんが、ポスターをご覧になった方に作業療法士の活動の一部でも伝えることができればと思い作成をしております。

 

2022年度『作業療法啓発ポスター』できました。

作業療法啓発ポスター2022

今年のポスターのテーマは、第三次作業療法5ヵ年戦略でも掲げられている「地域共生社会」としました。

「ともに○○」をキーフレーズに、障害がある方もない方も、子どもも大人も、みんなが笑顔で暮らしている社会をイメージし、加藤休ミさんの力強い絵で街の人々が描かれています。例年にも増してカラフルな色合いで、絵の中央に描かれた「鯛」からは今にも磯の香りがしそうです。そして、ポスターの最後には「作業療法士は、地域共生社会を理念で終わらせない」と強い意志を表しています。このポスターを見た方が「こんなあたたかい街がいいな」、「私も地域社会をともにつくりたいな」と心に誓う……などということがあれば、協会としてもうれしい限りです。
ポスターは、会員の方全員に機関誌『日本作業療法士協会誌』2022年8月号とともに配布をしております。

一般の方でポスターがほしいという方は、下記のメールアドレスまでご連絡ください。
(ポスターは無料です。送料をご負担いただきます)
日本作業療法士協会 広報部  public-relation@jaot.or.jp

 

2019年度の作業療法啓発ポスターができました。

今年度は「作業療法の定義」。2018年に33年ぶりに改定された当協会の「作業療法の定義」をもっと会員にも国民にも広めようとテーマに選びました。協会の新しい「定義」は長文ですので、ポスターで表現するのは少し難しい…。そこで協会の作業療法に対する思いを伝えるもう一つの表現として協会の原点に立ち返る「歴史編」も作成しております。

今年度は2種類のポスターを作成しましたが、どちらか1枚を貼っていただくだけでも十分、作業療法に対する「思い」は伝えられると思います。

このポスターは、都道府県作業療法士協会事務局を通して配布をしていますが希望される方には送料負担で配布をしております。

【申込み方法】

ホームページ(http://www.jaot.or.jp) HOME>刊行物>刊行物のご案内>協会配布資料一覧からFAX注文用用紙をプリントアウトし、必要事項を記入のうえ、協会事務局までお送りください。郵送にて注文も可能です。

 なお、ポスターの在庫に限りがございますのでご希望の方は早めにお申し込みください。

【料金】

送料のみご負担いただきます。

安価で送付するために原則として折り目が付きますが、「折り目なし」で送付することもできます。ご希望の方は、注文時にその旨をお申し出ください(送料は高くなります)。

 

2018年度の作業療法啓発ポスターができました。

今年度は就労支援をテーマに、作業療法士が行う就労支援とはどのようなものかを、精神障害のある人を例に伝えています。「自分が並べた商品を買ってくれる人がいる。」というキャッチコピーとクレヨン画家の加藤休ミさんらしい本物そっくりの白菜の絵は、それだけで見る側の目がひきつけられます。

2017年度 作業療法啓発ポスターができました。

hagugumu_poster_1

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  今年度のテーマは、育む。「ひとつひとつゆっくりと。」のキャッチコピーと、クレヨン画家の加藤休ミさんに絵をお願いしました。

 協会がポスターを作るようになってから、初めて子どもに対する作業療法の紹介です。

 子どもにとっては、遊ぶことも作業療法のひとつであり、積木遊びに夢中になっていたら、今までできなかったことができたという場面想定で、雑誌バージョンでは、作業療法士がその場面を思い出しながら「たかし君」へあてた手紙を連想させるように、コピーが作られています。

 このポスターによって、作業療法(士)のことが少しでも一般の方に伝わってくれれば幸いです。なお、過去のポスター作品はホームページでも閲覧可能です。また2015年度までのポスターをポストカードにリサイズしたものも販売をしておりますのでぜひご活用ください。

 ポスターを希望する方は、下記の方法でご注文ください。

 

2016(H28)年度作業療法啓発ポスター

 生活行為の一つである「洗濯」を取り上げました。

 「お母さんが洗ってくれる。うれしい。」のキャッチコピーと、クレヨン画家の加藤休ミさんに絵をお願いしました。洗濯をするということは、日常生活をおくるうえで、かかせない「作業」です。家事をすることは、母の役割にある人にとっては、「仕事」であり「働くこと」でもあり、それが家族をつなぐ大きな意味をもつことになります。

 作業療法士は、作業療法を必要としている方の「生活」や「働くこと」の支援をしていることがわらればと思い作成した作品です。

 お母さんの左足の装具を描くにあたり装具を資料写真でしか見たことがない加藤さんとデザイナーさん。できあがった絵をみて担当者の一人が

「これでは、ひざが曲がらない…。ひざの下に装具がこなければ…」

「いやもう少し下」

と絵ではわかりにくい、ひざの位置に苦労しながら何度か訂正して描いていただきました。

 

poster_hataraku

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2015(H27)年度作業療法啓発ポスター

  「洗面器編」は、お風呂から出てきたところが想像できるように工夫しました。入浴は日常に不可欠な行為であるとともに、心を豊かにさせ、ホッと一息つくことのできるリラックスの場でもあります。また、お風呂には体を清潔にするだけでなく、心が豊かになると体にも良い影響が出てくるという、他の効果があることも伝えています。

poster_senmenki

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 「バスタブ編」は、お風呂全体を写さず波立たせることにより「誰か」が入っていることが想像できるように工夫しました。入浴は日常に不可欠な行為であるとともに、心を豊かにさせ、ホッと一息つくことのできるリラックスの場でもあります。

「患者さんがお風呂に入れることの意義や、そこから日々の作業の必要性や作業療法士のイメージが伝わってくるようなポスターだ」という、うれしい言葉をいただいきました。

poster_bastub

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2014(H26)年度作業療法啓発ポスター

 「かぼちゃ編」は、畑仕事を通して、仕事や生きがい、その人の喜びについて、作業療法を説明しています。このポスターをみた利用者さんから「このポスターが私の心に眠っていた 忘れかけていた畑の事を思いおこしました。今は作業療法中ですが ポスタのとうり又 畑がしたい」と嬉しい言葉をいただきました。

poster_kabocya

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 「お店編」は、買い物に行くということをはじめ、生活に必要な動作について、作業療法を説明しています。「あのお店にいきたい」というその人がやりたいと思った作業を目標にして作業療法をしているということを表現しています。

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2013(H25)年度作業療法啓発ポスター

障害によって利き手交換をした という設定にしたため、写真の玉子焼き作りも「ぜひ利き手ではない手で」とリクエストし、制作会社の方に左手で玉子焼きを作ってもらい、一番上手に出来たものを採用しました。「こんな玉子焼きを食べてみたい」とご利用者の意見から作業活動で玉子焼きを作った、という報告をいただきました。

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2012(H24)年度作業療法啓発ポスター

 食べることの次にかかせない生活動作は何かということで、「歩くこと」をテーマにしました。ただ歩くというだけではなく、利用者さんと一緒に散歩すること、立ち止まって景色を見ることも大事、という話から「ひなたぼっこ」をする場面を撮影することになりました。良い感じの芝生を見つけるためにロケを行なった制作会社のこだわりが詰まった場面をポスターにしました。

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2011(H23)年度作業療法啓発ポスター

 生活にかかせない動作の一つである「食べること」をお箸で表現しました。お箸でつかんでいるものは、実際の食べ物ではなく、お花のマークにしたことで、食べられる喜びを表現しました。

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