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学術誌『作業療法』『Asian Journal of Occupational Therapy』 オープンアクセス化とそれに伴う投稿規定改定のお知らせ

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 2024年2月に出された内閣府の「学術論文等の即時オープンアクセスの実現に向けた基本方針」において、公的資金による学術論文等の即時オープンアクセス(以下、OA)の実施、学術論文及び根拠データの機関リポジトリ等の情報基盤への掲載、研究成果発信のためのプラットフォームの整備・充実、等が決定されました。学術誌『作業療法』『Asian Journal of Occupational Therapy』(以下、『AsJOT』)のOA化はこの動向に沿ったものであり、それに伴う投稿規定の改定を行います。

新投稿規定は2025年4月15日以降の新規投稿論文より適用されます。
『作業療法』新投稿規定はこちらから 
『AsJOT』新投稿規定=「Guide for Authors」はこちらから

主な変更は、次のとおりです。
1.著作権
 現在、掲載論文の著作権は著者全員、二次利用権は学術誌『作業療法』『AsJOT』を発行する日本作業療法士協会が保持しています。OA化後も、著作権は引き続き著者全員に帰属しますが、二次利用については、特定の条件下で自由に利用できるクリエイティブコモンズライセンス(CCライセンス)に基づいて公開されます。
 『作業療法』は、CC BY-SA 4.0ライセンスのもとで公開されます。このライセンスは、原作者のクレジット(氏名、作品タイトルなど)を表示し、改変した場合には元の作品と同じCCライセンス(このライセンス)で公開することを主な条件に、営利目的での二次利用も許可されます。
 『AsJOT』は、CC BY 4.0ライセンスのもとで公開されます。このライセンスは、原作者のクレジット(氏名、作品タイトルなど)を表示することを主な条件とし、改変はもちろん、営利目的での二次利用も許可されます。

 2.投稿・掲載料・出版権設定契約書
 Editorial Manager(査読システム)を利用して投稿・査読が行われることに変更はありません。論文掲載料は、筆頭著者が日本作業療法士協会会員の場合は無料、非会員の場合は原則有料となります(詳細は両誌投稿規定参照)。また、責任著者は日本作業療法士協会に対し掲載論文の複製を許可するために、「出版権の設定に係る同意書」に署名し提出する必要があります。

3.その他の変更
 『作業療法』では、OA化とは別に、修正後再査読の論文において、投稿期間が4ヵ月(120日)以内から3ヵ月(90日)以内になります。

 学術誌のOA化は、知識の共有と発展を目指す重要なステップです。両誌を通じて、作業療法に関する最先端の知見がさらに広がり、現場での実践や研究活動に貢献することを期待しています。皆さまのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

学術誌編集委員会