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学校教育現場で子どもたちの自立を支援する作業療法士
神奈川県立座間養護学校 本間嗣崇さん 今回訪れたのは神奈川県立座間養護学校。座間市を中心とした周辺地域に暮らす肢体不自由・知的障害のある児童・生徒が通う特別支援学校です。今回お話をうかがった本間嗣崇さんは保土ケ谷養護学校で7年間勤務し、現在は座間養護学校で6年目、常勤の自立活動教諭としては今年で13年目を迎えました。本記事では、そんな本間さんが学校のなかで担う役割や感じているやりがい、今後の展望などについてお聞きしました。
ジョブコースからの就労と継続的支援
千曲荘病院 河埜康二郎さん 第20回は、前回から引き続いて千曲荘病院(長野県上田市)の河埜康二郎さんと、今回は精神科デイケアの就労支援利用者の方も交えて、ジョブコースの良さや就職に至るまでのエピソード、精神科デイケアでの思い出等をお話いただき、その時々の河埜さんの思いや対応の意図も併せてお聞きしました。
精神科デイケアから就労までを支える作業療法士
千曲荘病院 河埜康二郎さん 社会参加・就労支援を含む、その人らしい生活の実現のために、精神疾患や発達障害のある方がリハビリテーションをする場所として、精神科デイケアという施設があります。今回は、精神科デイケアで利用者の就労支援に継続的に取り組み、そのチームを支え、けん引する作業療法士にお話を聞きました。
「支援する人を支援する」場を整える
タイヨーカフェ 目黒美和さん 「ケアラーズカフェ」という取り組みがある。誰かを支援している人=ケアラーを対象としたカフェだ。福島県でケアラーズカフェに取り組む作業療法士に、カフェの活動目的や、作業療法士がカフェ運営をする意義について聞いた。
作業療法士の視点を伝える「島ぐるみ」の支援
おもと会大浜第二病院・内間利奈さん 沖縄県に数多く点在する離島。そこで暮らす人たちを支える、医療・福祉の体制には、多くの課題がある。そんな離島地域への支援に取り組む作業療法士に話を聞いた。
自助具づくりを知識と技能で支援する作業療法士
一般社団法人京都府作業療法士会 自助具専門アドバイザーOTチーム・松井善也さん 高齢・障害などで体に不自由がある人の生活の自立を支援する一つの手段として「自助具」がある。京都でボランティアが取り組んでいる自助具づくりを、専門の知識と技能で支える作業療法士に話を聞いた。
自動車の運転支援を、地域で考える
鍵野将平さん(琴の浦リハビリテーションセンター) 病気やけがで運転が困難になった人をどう支えるのか。特に公共交通機関が少ない地域では、大きな課題となっている。和歌山県である作業療法士がはじめた「草の根」の動きが広がりを見せ、地域を巻き込んだ大きな流れをつくろうとしている。
「災害後の暮らし」を支える作業療法
中野皓介さん(摂津市保健センター) 2011年の東日本大震災以降、日本全国で災害に対する備え、あるいは災害からの復旧・復興のための体制づくりの重要性に注目が集まっている。自ら大事故に巻き込まれた経験を持ち、被災地で避難生活の支援を行った作業療法士に、災害時の作業療法士の役割について聞いた。
犯した罪と向き合うことを支援する作業療法士
播磨社会復帰促進センター 受刑者の中には、少なからずの割合で知的障害、精神障害のある方がおり、刑務所での生活に課題をかかえていたり、出所後、社会にうまく適合することが出来ず、罪を重ねてしまう方がいる。官民共同運営による新しい刑務所では、受刑者が自分と向き合うことを支援し、再犯防止につなげている。
子どもの「困ってる」も、先生の「困ってる」も、作業療法の視点で支援する
澤田麻里さん(認定こども園 清教学園幼稚園) 作業療法士の視点は、医療や福祉の現場だけに役立つものではない。幼稚園園長として働く澤田麻里さんは、作業療法士の資格を持ち、また特別支援学校の教員の経歴もある。作業療法士の視点を活かした「育ちの場」づくりについて取材した。
「違って当たり前」という意識を知った、タイでの経験
渡邊邦夫さん 文化や環境が異なれば、そこで行われる「作業療法」の形も異なる。その「多様性」を知っていることは、日本で作業療法を行う場合にも、貴重だ。タイの大学で作業療法士教育の現場を目にし、体験してきた作業療法士を紹介する。
作業療法を通じて、文化の違いを体感する
大塚進さん 「作業療法」は、英語では「Occupational Therapy」と呼ばれる。作業療法士は世界中にいる、国際的な職能だ。日本で作業療法の資格を取り、世界各国で活躍する作業療法士も少なくない。ここでは、東南アジア、タイとミャンマーで、作業療法士としてのスキルを活かし、活躍した経験のある作業療法士を紹介する。
「働きたい人」を、周囲の環境も含めて支援する
医療法人社団KNI 北原国際病院 就労支援室 なんらかの疾患により働くことができなくなった人が、再び働くことができるようになるには、その人自身が能力や機能を回復させることも重要だが、同時に職場や仕事内容の調整をすることが欠かせない。脳血管系の疾患から就労を目指す人たちを支援する作業療法士の「就労支援室」の取り組みについて取材した。
認知症の方が、地域の中でよりよく生活をするために
訪問看護ステーション ユニネット・まちかど 森奈奈さん 「認知症対応型カフェ(以下『認知症カフェ』)」をご存じだろうか? 認知症の方とその家族を中心に、当事者や家族同士、地域の方々、あるいは医療・福祉の専門職との出会いの場、交流の場として、近年注目されている取り組みだ。認知症カフェに携わる作業療法士を取材した。
「へき地」の健康と暮らしをつくる作業療法士
只見町介護老人保健施設「こぶし苑」 都心部から離れ、医療・福祉の体制にも多くの課題のある離島や山間部の「へき地」などで働く作業療法士は、いったいどんな活動をしているのだろうか? そのような場所で作業療法士に求められる役割とは、どんなものなのだろうか? 今回は福島県只見町で活動する3人の作業療法士の姿を追った。
地域移行は、コーヒーを自分で入れることからはじまる
医療法人社団じうんどう 慈雲堂病院 東京都練馬区の「医療法人社団じうんどう 慈雲堂病院」。1929年(昭和4年)に開設され、以来80年以上の長きにわたり、精神科医療の草分け的存在として精神病患者の治療と社会復帰に尽力してきた。現在は入院、外来、デイケア、訪問看護など幅広く、地域の医療ニーズに応えている。
地域が主人公、作業療法士が支える「健康づくり」
津山市役所 岡山県津山市で実施されている「こけないからだ講座」。主に高齢者を対象に、重りをつけ、童謡などを歌いながらゆっくりと体を動かすことで、転倒しない体をつくろうという運動プログラムだ。
前橋の街の中で、子育てを支援する
前橋市福祉部子育て支援課・信澤直美さん 前橋市には4人の作業療法士が勤務している。信澤直美さんはその一人。子育て支援課こども健康第一係の一員として、市内の児童と保護者の支援をしている。信澤さんの主な業務の一つは、健康診断時の相談だ。
住まいから考え、支援する「その人らしい暮らし」
パナソニックエイジフリーショップス株式会社・船谷俊彰さん 船谷俊彰さんが勤務するパナソニックエイジフリーショップス株式会社(以下、エイジフリーショップス社)は、介護ショップのチェーン店を全国展開しているパナソニックグループの会社で、福祉用具や住宅改修が必要となった方に、最適な物を、最適な形で届けることを仕事としている。
焼肉も、漁も。その人が、その人らしく働けるために
株式会社NSP・仲地宗幸さん 沖縄県沖縄市にある「株式会社NSP」では、焼き肉店の経営と、漁船による漁を、障害者とともに行っている。仲地宗幸さんは、作業療法士でありながら、株式会社NSPの専務取締役として、焼肉屋さんの運営に携わり、時には海に出て漁もする。